鮮やかな花色で凛と咲く、秋の花
リンドウは漢字で書くと「竜胆」。中国語のリュータンが訛ったとされています。根は竜の胆のように苦く、煎じて飲めば健胃作用がある薬草としても珍重されてきました。日光には、うさぎに化けた神様がリンドウの薬効を教えてくれたという言い伝えがあります。またヨーロッパでもリンドウの学名は「ゲンチアナ」といいますが、紀元前に活躍したダンテイウス国王に由来するそうです。このように各国にリンドウにまつわる物語が残されています。
日本でも古来から愛された花で、清少納言も「枕草子」の中で「りんだうは枝ざしなどもむつかしけれど、こと花どものみ霜枯れたるに、いとはなやかなる色あひにてさし出たる、いとをかし」と讃えています。リンドウは陽が当たると開き、夜になると閉じます。曇っていたり、水にあたっても花を閉じてしまいます。群生することもなく1本ずつ咲くのも
特徴で、可憐な見た目とは違い、ずいぶん頑固ものなのかもしれません。花言葉は「誠実」「正義」。そして「悲しんでいるあなたを愛する」というのも、リンドウらしいですね。
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