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Linux 番外編

朝日新聞(1999.4.11)から
技術者として30年以上勤めた外資系コンピューター会社を3年前に定年退職し、会社を離れ、個人としてインターネット体験を始めた。インターネットの世界は日進月歩だ。最新技術を満喫するには1年前の新型が、もう使い勝手が悪い。あらためて周りを見回すと、まだ使えるパソコンが数台、ほこりをかぶって眠っている。
旧式パソコンを何とか再起させられないだろうか。一般的な基本ソフト(OS)は巨大になってしまって、旧式パソコンでは動かせないが、インターネットの世界には、もっとコンパクトなフリーのOSの「LINUX」がある。OSの機能としては商業製品に劣らず、むしろ優れている。旧式パソコンにLINUXを入れて使ってみた。動く!
より省エネでより小回りのきくOSを作れたら、そこらじゅうの古いパソコンを手に入れ、開発途上国の若者にも手が届くように改良し、コンピューターの素晴らしさを体験してもらえるかも知れない・・・・・と夢がふくらむ。
LINUXの勉強を始めた。商業製品のOSは著作権に保護された秘密のベールに覆われているが、LINUXは「フリー」だから内部の詳細をとことん見られる。「共有」を拒否することで成立してきた企業の論理しか知らなかった私には、衝撃的だった。
谷村仁 63歳 大阪府