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第13回

Linuxの夏は、IPマスカレードの夏

 2000年、夏。  35度を超す猛暑は、近年稀れでなくなってきました。ならば「猛暑」という表現はかえなきゃと愚考する今日この頃ですが、まあ、そういうことは措くとして・・・・
 この夏は、次のことを試みました。成功率は、5割というところです。

 

1,IDE-RAIDの導入

 

2,5万円パソコン

 

3,Windows2000の導入

 

4,史上最強パソコン

 

5,RedHat6.2の導入

 

6,coregaのNICの認識

 

7,PPPのルート権限

 

8,IDE-RAIDでのマルチブート

 

9,Windows2000とG400

 

10,IPマスカレードの導入

 以上のいくつかについて詳しく紹介していこうと思いますが、この中で、10番の「IP マスカレードの導入」がピカ1なので、今回はまず、それについて書きます。他については、次回ということで・・・・。




IPマスカレード

 「IPマスカレード」とは何か? というと、一対多のIPアドレス変換です。普通市販のルーターの解説などではNATと呼ばれていますが、本来NATとは一対一のアドレス変換を言うそうで、一対多の場合はIPマスカレードと言うのが正解のようです。
 まあそういう話はさておき、このIPマスカレードで何が出来るかというと、モデムの共有です。複数のパソコンから1つの電話回線を通して、インターネットに同時に接続するというものです。こんなこと、Linuxの先輩諸氏には当然なことなのでしょうが、Windowsの世界では、「Windowsでもそういうことができるそうだよ。」程度の認識しかなく、Windowsでルーターを使わないでアナログ回線を共有している例を私は身近に知りません。Windowsで実現するにはかなり無理があるのでしょうか、どうなのでしょうか。
 話はLinuxに戻りますが、Linuxのサーバー機を使って、インターネットの同時接続に挑戦してみました。
 結論から言えば簡単なことです。

 1,/etc/rc.d/rc.localに、必要なモジュールとフィルタリングを追加する。
 2,Windows側で、ゲートウェイとDNSを設定する。

 以上の2点のみです。

 しかし、その結論を得るまでは寝不足が続きました。どこがおかしいのかまるでチンプンカンプンですから、1つずつ設定を変えてエラーの出方をチェックしてみるしかありません。そんな夜が3夜。やっと4夜目の午前1時、WindowsからLinuxを通して外へ出ていけました。成功! 感激です。心が高ぶって、その夜はなかなか寝付かれませんでした。

1, /etc/rc.d/rc.local

 /etc/rc.d/rc.localに、以下の8行を追加します。

/sbin/depmod -a
/sbin/modprobe ip_masq_ftp
/sbin/modprobe ip_masq_irc
/sbin/modprobe ip_masq_raudio
/sbin/modprobe ip_masq_cuseeme
/sbin/modprobe ip_masq_vdolive

/sbin/ipchains -P forward DENY
/sbin/ipchains -A forward -s 192.168.1.0/24 -d 0.0.0.0/0 -j MASQ

 以上です。但し、上は、Laser5-Linux 6.0 での話ですので、他でうまくいくかどうかは私には分かりません。
 各行の意味は専門書等に譲るとして、ここでは参考にしたURLのみを挙げておきます。

http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/IP-Masquerade-HOWTO-3.html
http://www.ksky.ne.jp/~hiro-san/pc/dialup.html

2, Windows の設定




 以上が、IPマスカレードを実現する方法です。このようなことができるすばらしい機能を提供してくださった先輩諸氏に感謝申し上げます。関心のある方は、是非挑戦してみてください。
 尚、蛇足ながらhttp://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/IP-Masquerade-HOWTO-3.html には、以下の記述があることを、最後に書き加えておきます。

2000.8.24

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