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[第31回]

拝啓 Toshiba 様


2003.10.20

拝啓 Toshiba 様。平素は、貴社の超薄型ノート「DynaBOOK SS S4/275PNHW」 http://dynabook.com/pc/catalog/ss_c/020121s4/index_j.htm を愛用しております。軽量、極薄、電池駆動8時間に圧倒的な魅力を感じ、昨年4月に購入。鞄の片隅に入れたまま持ち運べ、必要なときにさっと取り出し、電源コードなしに一日中使える。画面はやや暗めだが、我々勤労者の勤務時間の全てをバッテリーがカバーすると思えば、少々暗くても納得がいく。便利。道具というのは、こうでなくっちゃあ・・・・。
 と満足していたら、今年7月までの1年3ヶ月に4度の故障。これはいったいどういうことか! 欠陥商品か? それとも使用者(即ち、私)に問題があるのか?
 以下、4枚の「修理報告書」をめくりながら、故障にまつわる出来事を、日を追って辿ってみると・・・・・・・・・

 尚、製品の故障に対する保証期間は1年間であるが、2003.1までの3回の故障は当然としても、保証期間を超えた2003.7の4回目の故障に対する修理代及び輸送料金等は請求されなかったことを、追記しておく。

 さて、「使用上問題がなければ偶発的故障です」という文言をどう考えればいいのか。
 使用上の問題については、1つ気になることがある。それは、275PNHWをマルチブートさせ、Linuxでも使用していたということである。それについて、olaf氏のサイト http://www13.0038.net/~olaf/no-return/tosh-2002-07-11.ja.html に、貴社の興味深い回答が記載されている。

 この「一部を取り外したパソコンについては、弊社としての品質が保証できない」をどう読めばいいのか。読みようによっては、Windows以外での使用に関しては保証も保障もありません、ともとれる。確かに、この超薄型のノートは、CPUの動作スピードや冷却ファンのきめ細やかな設定が可能である。こういうところに、貴社の技術の粋が込められているのだと、感服いたします。が、それはWindowsでのみ可能である。だからというわけではないだろうが、Windows以外の、たとえばLinuxを使うと、冷却ファンがうまく働かず、故障するというのか?!
 偶発的故障か欠陥商品かは、欠陥商品に決まっている。4回も故障していて欠陥商品でないなんて、到底言えない。しかし、Linuxを使ったことが故障の原因だとしたなら、これはどう考えればいいのだろう。
 東芝デジタルメディアエンジニアリング(株) http://linux.toshiba-dme.co.jp/linux/indexj.htm が、「お持ちの東芝ノートPCに Linuxのインストールを代行します!」としてS4/275PNHWへのLinuxインストールを商品化している。とすると、S4/275PNHWにLinuxを使ったことを故障の原因とすることはできない。
 まあ、いろいろなことを思うが、私の結論はかなり寛容で、超薄型ノートは故障しやすい。この類のノートを使うなら、それなりのリスクを承知しなければならない。ただし、超薄型ノートに内蔵されているHDDは市販されなければならない。なぜなら、リスクを最低限に抑えるには、HDDを丸ごとバックアップした予備のHDDが必要だからだ。一層のこと、製品に予備HDDをバンドルして販売するのが、こういう未完成の製品を製造又は販売する側の義務である。

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