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[第41回]

ubuntuの誘惑

2008.11.30

 ubuntuは、甘い匂いがする。特に、linux初心者にとって。これを一度嗅いでしまったら、もう他は眼に入らないだろう。

 インストール、インストール後の設定、ソフトウェアーの追加や削除、外部デバイスの認識、どれをとっても極めて簡単。私は、Windows XP 以後のWindowsをインストールしたことがないので安易に比較はできないのだが、恐らく新規インストールに関してはWindowsの方が面倒に違いない。以前Windows2000を入れたとき、何度も再起動を要求され、うんざりした経験がある。ubuntuにそんなものはない。ソフトウェアーを追加してもリブートの必要なし。
 マルチメディア関係も充実。初期状態ではインストールされていないコーデックも、使う内にインストールされていく感じ。私は、T.V.の録画、編集、再生に使っているが、特別なスキルなしに出来てしまうのだから、拍子抜けしたくらいである。後で知ったことだが、ubuntuはマルチメディアを強化したディストリビューションだそうで、以前vine linuxで .mwvファイルを再生しようとして、apt-get やら rpm やら、半日がかりでコーデックをインストールしたのを思いだし、隔世の感がした。
 即、Windowsから乗り換えるとよい。

 しかし、同時にこれがlinuxの理解を妨げる。GUIの下で何が動いているのか分からない。これまでは、奇天烈奇怪なviのショートカットを覚えながら設定ファイルを編集してきたのだが、そんなものは不要。そんなものを覚えたって所詮分からないよ、と揶揄されるのを覚悟で言うが、これまでは一応分かろうとしてきたのだ。ところが、こうも簡単快適だと、これからは「分かろうとしてきた」と言うのもはばかられる。所詮分からないのならきっぱり諦めて、ubuntu恋さに身を焼き尽くすのもいいかなあと思う。

 まあ、ここは割り切りが大事。デスクトップはGUIにお任せ。簡単快適に越したことはない。一方、サーバー関係は、コマンドラインでいこう。これがubuntuに誘惑され、身を焦がし続ける者のささやかな結論。

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