作品No2.「自殺行為」

作者からのコメント

図書券。それは現金でなくとも本と交換できるありがたい券。

正月に親類からシャーボといっしょに送られてきて「図書券1000円分かよ!」と怒り狂う券。

なんとか現金に変えようと一番安い”少年●ャンプ”をレジに持って行き「お釣りは出ませんがよろしいですか?」と言われてあわてて本屋を飛び出る券。

おばあちゃんのやっている本屋なら、あるいはお釣りが出るのでは?と考え、券を使い、レジが打たれて出てきたお釣りが「100円の図書券」で、終わることのない図書券地獄に陥って泣きながら自転車で家に帰る券。

便利なようなある時は欲しい本がなく無駄に使いそうな、そんな思い出が甦る。

でもって作品のコメントに移るが、近所のこの手の本屋に近隣で唯一、「吉田里深写真集」が置いてあるのだ(照)。

手元には図書券がある。しかしレジのパンチパーマの方に図書券は通常に機能するのであろうか? 出した途端、指を詰めるハメになったらどうしよう。残された子供達は? いろいろな思いが頭を駆け巡り今回筆をとった次第である。完