〜ハチスペ [朝まで生ファミ]〜


 

長い空白を埋めるかのように、我々のプロジェクトは進行していた。

7月11-12日、隊長宅において「8bit NOW夏休み子供スペシャル」[略称ハチスペ]の企画会議が行われた。

作戦前日、嫁さん部隊の激しい猛攻を受けたが、防戦の末、戦線を嫁さんの実家まで後退させることに成功した我らは勝利の坏を隊長宅であげるとともに、モールス信号によって送られてくる外地の同胞の情報を整理することからはじまった…。

のぶお「隊長。俺、本当に今日来てもよかったんすか?」

隊長「えっ?全然だいじょうぶ。問題なし。だって向こうの両親もたまには娘に会いたいだろう。きっと喜んでるよ。」

のぶお「それって、隊長の勝手な論理じゃないでしょうね。」(ちょっと心配

隊長「心配ないから。なっ。さあ始めるか。」

私は一抹の不安を抱きながら、その想いを打ち消すように作業にとりかかった。

隊長「今日は”現代におけるファミコンソフト”のポジションというものが浮き彫りにされるという、8bit NOW始まって以来の研究的なコーナーになりそうだぞ。」

のぶお「そのレポートは関東支部”U”隊員さんのメールですね。」

我々2人が河原でレポートを見るたびに「”U”さんを名誉隊員にしよう。」

という話が持ち上がる程、U隊員のレポートは緻密で参考になった。

 

>>行ったことの無い新宿中央公園と杉並蚕糸公園のFM

>>(フリーマーケット)に行ってきました。 (6/22)

>>杉並蚕糸公園は、出展者10人くらいの小規模なもので、ねらいのファミコンソフトは

>>ありませんでした。 そこで、新宿中央公園に行きました。 ここは、すごい出展者の

>>数で、びっくりしてしまいました。 一週200mのトラックがとれる運動場くらいの

>>大きさにびっしりと、お店が並んでいます。

のぶお「うらやましいっすねぇ。割と定期的に開催してるんすかねぇ。」

隊長「やっぱ。関東はちゃうよなぁ。この後U隊員が買ったブツのリストがついているぞ。」

 

1

光栄の信長全国版と三国史が箱・取り説付きで、2個600円。ゲット。

2

100円均一で10個ゲット。

3

ソフト7個と赤ファミ本体(電源付き)で1500円。ゲット。

4

150円均一で5個ゲット。

5

×

任天堂ディスクシステム ケーブル付き(電源無し)2000円 店のおやじのしゃべり方が、気に入らなかったので ゲットせず。あとで、帰宅してからとっても悔やみました。

6

×

たけしシリーズ、ファイナルファンタジーを中国語と英語と日本語をしゃべるじいさんが、1000円で販売していた 大きく手を広げて、大げさに高いよという意志表示。無視された。

 

>>関西・中国方面のこと、ぜんぜん、わかりませんが、健闘を祈念しております。

>>4月は学生の移動季節、7月はサラリーマンの移動季節だと思います。

>>FM・リサイクルショップのこまめなチェックは、欠かせません。

のぶお「隊長。うずきますねぇ。」

私はその時のぶおの目に星を見た。フリーマーケットにオアシスを見る思いだったのであろう。確かに姫路ではもうファミコンソフトを見ることはほとんどといってない。

捜すのはツチノコ並に難しいのである。

隊長「今日は〜朝まで生ファミ 大激論〜だ。さっきのリストを見て、のぶおは何番が気になる?」

のぶお「自分はやっぱり”6番”ですね。」

隊長「あっ。俺と同じだ。」

のぶお「だって、謎の中国人でしょ。”100in1”とか持ってるんじゃないかなー?と思って。」

100in1 説明しよう。それは上海などで売買されている海賊ソフトの名称である。読んで字の如く1本のカセットの中に100本ほどのソフトが収められている夢のソフトだ。

隊長「あれは雑誌などで見るだけで、実際に見たことないもんなぁ。」

のぶお「一度おがんでみたいもんです。」