ホームページの星

 

 2000年3月31日。累計で遂に悲願の「100万アクセス」を達成した。感無量 である。

毎日見に来てくれる皆さんが居たからこそ、ここまで続けることが出来た。

最近では「如何にアクセスを伸ばすか」より「如何に長く続けるか」に焦点が移ってきている。

そんなネット生活の中で「貴方のホームページを見て自分でも創ってみました。」みたいなメールが来ると跳び上るくらいに嬉しい。

私のホームページは便利なフリーソフトのダウンロードコーナーもなければ、読者が参加して盛り上がる投稿コーナー、ネットサーファーが集う掲示板の類いが無い。もちろんエロ画像も置いていない。

専門のプログラミング知識も、CGIを駆使した多機能掲示板も、別に特別な知識がな〜んにもなくとも、

「個人が発光するだけでも、ここまで出来るんだよ。」

といった、見に来てくれるダイヤの原石のような創造者達の「道標」にならなければイカン。みたいな強迫観念でここんとこ頑張ってきた気もする。

今回はスタートしたての、またはスタートしたいホームページオーナーに向けて話かけてみたいな。

まず「アクセス」について。これはヤル気の原動力みたいなモンだな。やはり私の場合ホームページ創りがオナニーとはいえ、「どれくらいの人が見に来てくれているんだろう。」という思いは、製作者なら皆同じだと思うのです。

しかしコイツはなかなか伸びません。本当に伸びません。情けなくなるくらいに伸びません。本当です。

スタートして一年くらいは、自分なりに高純度のネタを毎日馬車馬のように連発していました。ワガツマは週一更新、雑文の匣も切れ目なく発表し、8bit NOWは時間のかかるデジカメ変換を夜遅くまでやっていました。

それでもアクセスは伸びないものなのです。今の更新内容より数倍も優れていたと思います。

「ここまでやってるのに、なんでアクセスが2万やねん。」

叫びましたよ。ネットには10万を越える個人サイトが燦然と輝き、その星の一つに加わりたいと必死に更新を続けてもアクセスは一日に50〜60人。頑張ってネタを連発して、ようやく日計で2〜3人常連が増えていく。というのが現状でした。

もがきまくりました。自分なりにいい出来だと思うネタをアップしても、思い描くアクセスにかすりさえもしない。

何故なんだ。どこが悪いんだ。自問自答の毎日でした。そこで息切れして辞めてしまうホームページオーナーも居ることでしょう。

しかし私は改めて「続けなければ何も始まらない」と皆さんに声を大にして言いたいのだ。

続けていたからこそ、メーリングリストに紹介されて50が100になり、続けていたからこそどこかの掲示板で口コミで広がり100が200になり、続けていたからこそ大物サイトにリンクをはってもらえて200が500になり、続けていたからこそ編集者の目に留り連載がスタートして500が1000になる。

こういったいわば「地道」な継続で100万アクセスは達成できたのです。

別に自分の方からいろんな大手サイトやホームページオーナーに頭を下げた低姿勢でリンク願いをしてまわらずとも、自分なりに「納得」のいく更新を毎日続けていれば、それが自然に修練となり技が磨かれ、きっと評価してくれる人が現れます。

ですからスタート時は思い描くアクセスにはなりませんが、そこで挫折せず開設したのなら続けて欲しいのです。

アクセスとは一人で頑張っても「伸びない」が、頑張って内容を拡充せねば決して伸びないものなのです。

そして「一年間はガムシャラに突っ走る」。これが重要。

それからこれは個人的な意見ですが、「ホームページ出来ました。よかったら遊びに来てください」という完成メールを頂き、ジャンプしてみるとそこには最新技術が駆使された凝ったトップページというのがよくある。

私は改めて言いたい。

「なぜ自分から客層を狭めていくのか」

と。

まず全部フラッシュのトップページ。確かにネットサーファーの大半はパソコンユーザーでしょうが、結構普及しているドリームキャストもあなどれません。おまけにWEB-TV、ピピン。これらのライトユーザーが持つ機種では、果 たして正常に動作するのでしょうか?

あとジャバスクリプトや、MIDI、ボタンのロールオーバー、ダイナミックHTML。これらもウインの世界で言えば486マシン。マックで言えばパワーマック以前の機種では確か動作しなかったハズです。

「面白い」と人から聞いて、飛んでみれば画面が真っ黒い窓だけだったら、貴方はもう一度行こうと思うでしょうか?

アクセスにこだわるのならトップページは可能な限りHTMLのみで書き、どんなユーザーも取りこぼさない精神も向上するためには必要です。トップページはシンプルで、中身は説明付きで技術色でもなんでも濃くしたらよいのです。

「トップページは貪慾に」なのだ。

そして掲示板の書き込み、メールでの感想。これは作者にとって成長する為の重要な要素です。

それはCDを出したアーティストが「ライブ」を行うようなものです。観客が何を欲し、何を望んでいるのかが手に取るようにわかるものです。

このホームページは掲示板を常設していませんが、記念的に設置した時には、いろいろと参考になる感想や希望をもらい、常に変化させてきました。

思えば「Kure's Home Page」も、立ち上げの頃とでは随分と印象の変ったページになりました。最初は趣味の蘊蓄だけでしたもの。

「作者」を自覚するのであれば、意見&希望は素直に取り入れ、取り込んだ上でそれらを乗り越えるようなネタを読者に提供し驚かせてみたい。

「柔軟であれ。そして希望は取り込んだ上に乗り越えてみよ。」

これが私の「掲示板」で得た格言かな。

この先「インターネット」がどういう展開になるのかは、まだわからない。

しかし私は私の理想とするインターネット世界のポリシーを変える事はないだろう。広告バナーを置く気もサラサラない。私にとってのホームページとは、あくまで「個人」の「ネタ」を発表する場であり、そしてそれによって「心の琴線」を震わせた若き創造者達が、隣人を楽しませる事に目覚め、自分の文章で輝きはじめる。

「自分でもイッチョ100万はムツカシイけど、10万辺りを目指してやってみるか!」

そんなキッカケにこのホームページがなれたのなら、どんなに素晴らしいことだろう。

私は「創造者達」を応援し続ける。

しかし壁には必ずブチ当たる。私も何度ブチ当たったことか。

私は「創造者」にできるチョットした困った時のヒントをたくさん持っている。

オフ会がある時、出てきてみないか? ホームページの話を肴に一杯やろうじゃないか。

酒飲むくらいのヘソクリは持ってる。

君もきっと輝けるさ。だってこんな俺にでも100万達成できたんだもん。

(2000.3.31)