HPの星

 

うん。ありがと。行ったよ。10万アクセス。

2年と少し。でも5年くらいたってるような気がするよ。

この目標に向けて、ここんとこ全力疾走してきたからね。血尿が出る寸前だよ。

今、また掲示板置いたんだ。前みたいに期間限定でね。普段から一方的に書きなぐってるからね、単純に嬉しいんだ。感想ってのが。

作者が思ってもないこと書かれたりするからね。また「自分がエラくなったのでは?」って、マヌケな勘違いしないようにしなきゃね。

通常はね。掲示板置けないわ。メールの返事書いて、更新もして、掲示板のレス書くのって絶対無理。特に俺はキーパンチ遅いからね。掲示板常設したらきっと荒んじゃう。

やってもこういった区切りの時だけだね。

10万ってやっぱ一つの節目だよ。今日はいろいろ振り返っちゃおうかな。聞いてくれる?

やっぱりホームページ創って一番ヨカッタのがいろんな人達との出会いだね。

スタートした96年ってインターネットも原始的だったなぁ。フレームページ珍しかったし、ネスケだって1.0がようやく2.0になった頃だしね。エクスプローラなんてまだなかったよ。

一瞬で「コレダ!」って思ったね。だって家から個人の情報発信できちゃうんだからスゴイことだよね。飛びついたよ。

最初の頃なんてページも貧相でさ。想いは「10万アクセス」なんだけどね。カウンターが1000を刻むのに、1ヶ月以上かかってね、いろいろ考えたよ。「何年かかるんだろう」ってね。

で、出会いの話だったね。まずテキスト王の工藤さん。

当時の俺、あんまりアクセスが伸びないから趣味のファミコン集めをコーナーにしてみようか? って考えたの。で、それを日常生活のまんまバカ丸出しで書いたら目に見えてアクセスが増えたんだ。

丁度中古ソフト専門雑誌「ユーズドゲームズ」が創刊されたあたりでさ。きっと時代もファミコンに向いていたんだね。

それを全然ジャンルの違う工藤さんが「面白かったです」ってメールくれたの。

びっくりしたよ。ホームページに行ったらちゃんとした創作系の小説ページなんだ。で、読んでみると面白かったんだ。それで返信して交流が始まったんだけどもね。

お互い最初は「目標1万!」とか言ってね。

そうするうちに工藤さん大ブレイクしてさ、本出すわ、ラジオ出演するわ、飛ぶ鳥落とすほどの快進撃でね。まぶしかったなぁ。

んで、アクセスも一気にここの倍近くなったよ。ここの方が開設早いのにね。その時才能の差をヒシヒシと感じたよ。どんなって?ビートルズのジョージハリスンの気持ちって言ったらわかる?

でもね、工藤さんブレイクした後でも俺のリンクを外さないし、またコメントも一回も変えてないんだ。感動したね。そういう姿勢が「ホームページの星」の姿勢に影響しているんだけどね。

でも正直落ち込んだね。あの時は。何を書いても自分でオッケーが出せなかった。工藤さんのリンクコーナー行くたびにね、「俺もしっかりしなくちゃ」って思ったよ。行き詰まってたんだね。辞めようかって真剣に考えたもん。

で、そういう時に励ましてくれたのも、やっぱ工藤さんなんだな。

それで自信がついてね。せっかく知りあえたんだから俺も影響をカタチにしてみよう。って思ったんだ。でも工藤さんの有名コーナー「ZEROの法則」は完成され尽くしている。なら俺の書けるものって一体? 見渡してみたら夫婦ゲンカしかなかった訳。

それで”ワガツマ”がスタートしたんだ。あのコーナー誕生のキッカケは工藤さんのメールなんだな。

んで、何かふっきれた気がした。カウンターはその頃3万チョイだったかな?

その時期に静炉巌さんと知りあったの。

静炉巌さんってスゴイオーラ発する人でね。相互リンクした後かな? 日記見たら「モノマネで一人五重コーラス云々」ってあるの。しびれまくったね。無邪気さに感動したよ。

で、何かに取り憑かれたようにバカペラ曲「パープリン」つくって発表したの。

そっからはお互いお祭り騒ぎだったな。しだいにエスカレートしていって、静炉巌さんが「じゃCDつくりましょ」って簡単に言うの。

「本気ですか?」って思ったよ。あまりにトートツで、あまりに非現実的な話でさ。でもメールでやりとりしていると、不思議にできちゃうような気がしてさ、シンドかったけど結局完成しちゃったもんね。不思議な力を持った人だよ。

この時に静炉巌さんから受けた影響も大きかったんだ。「インターネットは楽しい」っていう初期衝動に帰れたの。

で、そのあたりでずっと悩んでいた掲示板を出してみたの。そしたら思った以上に書き込みがあってさ。そうそう。4万アクセスの時の3日間。

ありがたかったなぁ。その時は「雑文の匣」をスタートさせてね。あれは静炉巌さんの影響で立ち上げたんだ。

で、掲示板の書き込みで、スッゴイ勉強になったの。はじめてだったもんね。嬉しかったな。

昔はコンテンツの順番、今と違ってたんだ。でも掲示板一回経験してね、方針変えたんだ。

各コーナーは別々の人格でね。8bitのライターや雑文のライター、ワガツマを書く夫ってお互いのコーナーに負けじと頑張ってたの。でもね。ホームページをやるのなら、文章書き終わったら編集者にならなきゃいけない。って掲示板やって気がついたの。

それで「探偵小説」のコーナーなんかを下に降ろしたんだ。反響の多かった順番に並べ直したの。

昔のミスチルってポップだったよね。それがヒットしてプレッシャーかかって、ヘビーな「深海」つくったでしょ。なんか自分の中のエゴがとれてなかったんだね。

「探偵小説のコーナーは内容がいいから読め!」って上の方に我を通して置いてもダメなんだね。掲示板の経験は成長させてもらったな。

それからホームページをやる人は、ライバルや目標を決めた方が絶対にいいね。張り合いが出るんだ。

その後も順調にカウンター伸びてね。それで恩返ししたい気持ちが高まってきたの。それとホームページ創りのスバラシサを広めたいって気持ちが合体してね。それで「ホームページの星」ができたんだ。

「エラそうな事しやがって」って思う人は思えばいい。あれはやり初めて間もない人達の力になりたかったんだ。若いパワーを取り込みたい気持ちもあったしね。

この前”ワガツマ”で創作メモ出したの。汚い字の。あれを他人が見てね。「なんだ。ボールペンとメモでやってるんだ」って伝えたかったんだ。じゃあホームページ創ったことのない人でも、メモみたいにとれば出来るんだ! って敷居が低くなるかもしれないって思ってね。

パソコンは使っているけど難しく考える必要ってないんだよね。誰だって隣にいる人を感心させたり、楽しませたりすることができるんだ。インターネットって。

結果そうやっていろんなホームページが誕生すれば、俺も楽しめる訳だしね。

今、濱田さん金杉さんと、新たにイギリス紳士さん3番隊長さんが加わってくれてね。俺がこの2年間で受けたアドバイスや応援を逆にこれから返していこうと思うんだ。

インターネットは闇の部分もあるけどね。掲示板における誹謗中傷。メールボムみたいないやがらせ。最近は毒物通販の事件もあったっけ。

でも俺は俺なりの理想を作っていって「ネットサーフィンだけで、これからホームページつくってみようかな?」って考えている人を応援していきたいんだ。

それは今まで自分がネットで知りあえた方達から受けたことが”健全だったから”という証明なんだよね。

「何カッコつけてんだ、人間ってホントはエゴだらけで、テメェも目立ちたいだけで陶酔入ってて、自己欺瞞と自己満足の偽善者で、だいたい検索エンジンに登録することからしてエゴが…」

みたいな創造性のカケラも見られない不毛な議論は野暮ったいしウンザリするから後回しだね。前向きに行きたいね。人生は。

長い時間引き留めちゃったな。また来てよね。

俺も次の目標に向けて頑張るよ。

 了

(99.3.3)