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照明の落ちた会場には500人を越えるギャラリー。タキシードを着た司会者が会場に向かって恭しく頭を下げると、マイクを手に持ち静かに話し始めた。 司会「本日は健全なるホームページの製作を促進する個人ホームページ推進委員会より、ホームページ上でいやらしい題材を取り扱わずにミリオンアクセスを達成した呉エイジ氏に、委員会より功労賞が贈られることになりました。呉エイジさん。それでは一言どうぞ。」 呉「ありがとうございます。感激の極みです。ヌード画像などの無防備な情報や、性の乱れが指摘される昨今、私はそういった世界とはかけ離れたホームページの製作に打ち込んできました。その結果がこういった受賞によって報われるのは名誉なことであると思っています。」 司会「ありがとうございました。それでは委員会より表彰状と記念のトロフィーが授与されます。それではこちらの壇上へ…。」 男「その受賞。ちょっと待ってください!」(バタン) |

| 会場「(ザワザワ)」
男「皆さん聞いて下さい。はたして彼は功労賞などを受け取る資格があるのでしょうか。本当に賞を与えてもよい人間なのでしょうか。私は疑問に思います。自己紹介が遅れました。私はハンドルネーム、チャッピーといいます。」 スタッフ「な、なんだあの男。勝手にステージにあがってマイクを独占してしまった。呉さん、どうしましょう。警察に通報して、あの気狂い男をつまみだしましょうか。って、えっ? どうしたんです? 呉さん。」 呉「(ち、チャッピー?!)」 |

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男「ナルホド、彼のホームページには女性のヌード写真や、法律に触れる無修正画像の類いはありません。それでアクセスを稼いだのですから、それはそれでそこそこ評価されてもいいかな。とは私も思います。でも今回、氏の受賞の話を聞き、委員会の皆さんも会場の皆さんも、大きな勘違いの元で話が進んでしまってはいないか? という疑問にブチ当たったのです。」 会場「(ザワザワ)」 |

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男「確かに彼のホームページにエロ画像は置いていませんし、「打倒エロサイト」を標榜してはいますが、それがイコール青少年の健全な育成を懸念する、道徳心に溢れた良識のある大人であるのとは限らない。ということを今日は皆さんに知って頂きたいのです。彼の根本は、健全なネット社会の創造。というよりか、エロ画像を置いただけで自分の数倍のアクセスを誇るエロページが単にムカツクだけ。というところからスタートしているのです。」 会場「(ザワザワ)」 男「今からプロジェクターでお見せするのは、私と氏のメール交換のウソ偽りのない記録です。以前より氏のページを見ていた私は、最初、からかうつもりでメールを送りました。」 |
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男「冗談のつもりでネカマメールを送ったのです。しかしそれが事の始まりだったのです。何が彼のスイッチを押してしまったのか、バスト88センチが理性の枠をブチ壊してしまったのか、送信してから2分で帰ってきたメールがこちらです。どうぞ皆さん御覧ください。」 |

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男「皆さん、この返事をどう思われますか? 16歳でバスト88センチというキーワードだけで、完全に壊れた男の姿が浮かび上がってはいないでしょうか。それに一体なんでしょうか、この乳輪の大きさが500円玉以下という質問は。それを知ってどうしようというのでしょうか。親しい間柄だと信じて…、と文中にありますが親しければ尚更聞いてはいけないことなのではないでしょうか。これが功労賞を受ける人格なのでしょうか。本能のみ。っていうか、完全に脳が膿んでいます。」 会場「(ザワザワ)」 男「私は心底呆れ返りました。それでも返事をしなければならない。黙殺してもよかったのですが、適当にあしらって、このネカマメールを終わらせようと考えました。そして送った返事がこれです。」 |
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男「これで私は終わってほしかったのです。しかし返事は1分40秒後に来ました。それがこちらになります。」 |
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男「これは一体どういうことなのでしょうか。私にどうしろというのでしょうか。目も当てられないケダモノぶりです。プロジェクターの返信を見て、皆さんはどう感じれらますか。人間としてほぼ終わっているとは言えないでしょうか。」 会場「(シーン)」 |

呉「現役女子高生チャッピー…。」


呉「バスト88センチ…」


呉「キャピキャピ女子高生…。」

バターン
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スタッフ「だ、大丈夫ですかっ、呉さん!!」 呉「あっ、星があんなにたくさん。奇麗だなぁ。あっ、流れ星だ…。」 |

スタッフ「か、カミーユ状態!!」(震撼)
本日のひとこと
日頃の言動には注意セヨ。あっ、それからネカマなんて大嫌い。
