祝!ビーチクボーイズ新曲レビュー
「バカペラ界の事件!タケダーズから
ビーチクボーイズへの返還」ニューヨークタイマーズ誌
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まだ”ビーチクボーイズ”を聴いていない方は「こちら」からどうぞ。 |
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タケダーズからビーチクボーイズへの変化はショッカーがゲルショッカーになる以上に強力であった。 タケダーズのボーカリスト”魅惑のマジックボイス”タケヤンは、あろうことにスタジオ内に女性を連れ込んで(それもパツキン&巨乳)メンバーの不審を買ってしまう。 それはタケダーズのデビュー曲中にある”ひかーりとーハゲのーバカー”と若さに委せて唄う純粋さの終焉を意味していた。ビートルズのオノヨーコの例を持ちだすまでもなく男子バンドの創造空間に恋人を連れ込むという行為は、バンドという共同作業に対する反則行為であり、タケダーズ名義のラストシングル”健忘症に捧げる神田川”では外部からギタリストを招いてのレコーディングで、トレードマークであるコーラスなしの、ほとんどソロ的作品である。 これはビートルズのゲットバックセッションにおけるキーボードプレイヤーのビリープレストンの位置付けにピタリと符号する。 セッションプレイヤーを招けばメンバーは仲よくする努力をする法則をタケヤンは利用しようとしたのだ。 傑作バラード”健忘症に捧げる神田川”を聴いていただければわかるが、”あなたは〜もおお〜忘れたよ〜”と情感たっぷりに、静かな叫びとも受け止められる内容は、当時のタケダーズ内部でのしがらみを一刻も早く忘れたい一心で生み出された、ナンバーであることはほぼ間違いない。 前奏の見事なギターの弾き語りといい、シングル発売ではなく無料のWeb上での発表という決断をとったタケヤン氏に私は感謝の気持ちを送る。無料でこのような優れたバカペラ作品がリリースされる現状を、我々は素直に喜びたい。 ビートルズ解散後メンバーの一人ポールマッカートニーが一番にとった行動は自分のバンドづくりとソロアルバムの発表であった。ビーチクボーイズの今回の緊急結成は私の言葉で言うまでもなくダブって見える。 これはポールとタケヤンが根っからの目立ちたがり屋さんである。という事実に起因するものだが、バカペラ音楽ファンにとっては沈黙に入るよりもよっぽど明るいニュースであろう。 そうして届けられたビーチクボーイズの新曲”インマイブーム”である。 「レボリューション」 一言で言い表せばこうだ。 その見事なオバカ音空間!歌詞もさることながら途中”北島サブ”ちゃんにバトンタッチ&メタモルフォーゼして怒涛の複合 永谷園コーラスが展開される。 そのオバカぶりに反比例してハーモニーは、やはり涙がでるほど美しいのだ(笑)。 いくら私が日本バカペラ界のホープとはいえ、やはり世界バカペラカ界の重鎮タケヤン率いるビーチクボーイズの世界レベルは圧倒的であった。 はじめて聴いたとき、私は体の全身に鳥肌&電流が走った。聴き込めば聴き込むほど私は自分の精神の歯車が狂っていくのがわかった。この”インマイブーム”を聴いたとき、私は自分の新曲”ノーマネー”をミックスダウンした直後であった。 何十回もボーカル入れにトライした精神的肉体的疲労。襲い掛かるプレッシャー。あまりにも美麗なビーチクボーイズのナンバー。レコーディング中に”古新聞をヒモでまとめてくれ”といきなりふすまを開け、せっかくのベストテイクを台なしにする嫁(泣)。 「新作の完成を急ぐように」バカペラ界の重鎮、静炉巌氏からのアドバイス。 呉「ああ〜〜〜〜っ!!。」 私は発狂寸前であった。 |