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父の教え
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「服装の乱れは心の乱れ」いうのはホンマじゃ!
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| 高校時代にとんねるずの影響だがブランドものの服が流行した。
パーソンズやらK-ファクトリーなど、少ない小遣いではとうてい買えるようなものではなく、1ケ月みっちりバイトして、やっとシャツ1枚が買えるかどうかというスゴイものであった。 当時街に出れば、通りはブランドの服で着飾った高校生達。流行にうとい私でも 「1着くらいあった方がいいのか?」 という気にさせる程の流行であった。 私は意を決して、8月の祭りに備え、ブランドのシャツを買う決心をした。当時でも「3万円から」みたいなカンジである。震えながらレジに行き、これがはたしていいものなのか悪いものなのかも自分で判断できないまま、友人の 「これしかないだろう」 の一言で、シャツに丸いボンボリのついた蛍光色の珍妙なシャツを購入した。 もう半泣きである。夏のバイト代がパーだ。 しかしこれで祭りの準備はバッチグー(死語)である。一緒に祭りに行くクラスメートにも自慢できるというものだ。 心待ちにしていた祭りの当日、夕飯を済ませてバスの時間まであと30分。部屋着を着替えに部屋に入ると、ハンガーにかけてあったK-ファクトリーの大事なシャツがない。タンスにもどこにもなく私は慌てて階下に駆け降りた。 呉「カアちゃん。最近買ったシャツ知らんか?」 オフクロは無言でオヤジの方を指差した。オヤジはシャツを持ち、戦闘準備万端である。 呉「オトン。シャツ今すぐ着るから返してくれ。」 父「オマエ。こんなピンクのシャツを着て街に行くつもりか?情けなくないんか?」 呉「みんな着てるんや。今はそういうのが流行なんや。オトンとは時代が違うんや。」 母「そうよ。お父さん。ピンク言うたって・・・。」 父「オマエはだまっとれ!!」 呉「なに怒鳴ってるねん。街行ってみいな。みんなホンマに着とるんやで。」 父「服装の乱れは心の乱れいうてなぁ。あれはホンマなんじゃ。」 呉「別に不良とかの服と違う!!」 父「いいや。こんなピンクの服着とったらオマエの心は必ずゆがんでいく。間違いない。」 オヤジとはそれ以上話にならなかった!! バスの時間も迫り、私は約束の時間に遅れまいと、シャツを諦めサマージャケットを着て街にくり出した。到着するまでの私の心配をよそに、クラスメートの中には P-ファクトリーと パーサンズ を着た友人が、モノホンを着ている友人達の嘲笑の的となり私のノンブランドの服はかえって目立たなかった。 翌日オフクロに昨夜のシャツのことを聞くと 母「ああ、あれお父さんが”捨てとけ”って・・。」 ”捨てとけ”ってオヤジ。ピンクのシャツだからといって2千円くらいと踏んだのか!? |
完
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