98年。子供靴の世界では激戦が繰り広げられていた。光るシューズ。一流ブランドメーカーからのシューズ。と、選択の幅は広がる一方であったが、消費者にとっては嬉しい悲鳴というべきであろう。そんな中、登場したのが今回ご紹介するブラックゴムシューズだ。新風を巻き起こしたニクイ奴! 即プレミアム確実!今すぐスーパーでゲットせよ。

ブラックゴムシューズ98'
サイズ 9〜13cm
選べるスリータイプ
・黒・迷彩・キティちゃんの3つ
有名スーパーにてオープンプライス
即、ゲットせよ。

くだらない物マガジン 98.9月号

彗星の如く出現したブラックゴムシューズは、98年度子供靴界をブッチギリの独走状態であった。魅力のポイントは何と言っても”低価格である”ということ。ある県住の、公園で遊ぶ子供たちの足下がすべてブラックゴムシューズで埋め尽くされていた。というのは既に伝説となっている。更に世のヤンママ達を驚かせたのは、その”自由度の高い伸縮性”である。特殊素材のゴムが子供の足を柔らかく包み込み、サイズが少し小さくなったとしても、ある程度までは窮屈な感じを子供に与えないのだ。”まるで素足のような軽さ”と相まってハイソサエティーチルドレンにとっては一石二鳥のグッドプレミアムアイテムになることは約束されていたようなものであった。しかし一つだけ、このスーパーアイテムにもウイークポイントがある。それは

「夏の暑い日に履くと足がメッチャゴム臭い」

ということだ。