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〜アナログからデジタルへ〜
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2001年の一月。当ホームページへのアンケートを実施した折に、こんな意見をいただいた。
そこで今回は2000年の冬のボーナスからの小遣い、一万円で結局導入した「ペンタブレット」の話をしてみたいと思う。
上の写真がワコム製のペンタブレット「FAVO」(ファーボ)である。マウスパッドとスクロールホイール付マウスとペンの3点セットで実売一万円を切る。非常にお買い得な商品だと言える。 ウインドウズの世界では当たり前のホイールマウスも、マックの世界ではまだまだで、今回使ってみてネスケのスクロールが手元でスイスイ動くのには、その便利さに感動してしまった。 なぜペンタブレットを思い切って導入したのか…。読者の皆さまは前回の作品を憶えておいでであろうか。 「寝坊」という作品だ。 この作品は情けない事にA4のプリンター用紙を広げ、筆ペンで絵を描き、それをスキャナーで読み込んで画像ソフトで色をつけて完成させたものだ。 トップページに「MADE WITH MAC」というデジタルの申し子のような看板を堂々と掲げておきながら、描くイラストというのは紙に筆ペンという超アナログの世界…。デジタルになるのはスキャナーで取り込んでから以降の話で、根本は言い逃れのしようのない「アナログさ」である。 まさかこの俺は『羊頭を懸げて狗肉を売る』行為を地で行っていたというのか! ペンタブレットの導入は私の中で最重要科目となった。初めから終わりまで、一貫したデジタル工程で作品を送りださねば、「どこがデジタルの貴公子だ!」みたいなクレームがいつくるやもしれぬ。「誰が貴公子やねん」といったツッコミはこの場合却下する。 そして我が家にやってきた「FAVO」。こいつのスゴイところは筆圧を512段階で感知する。ということだ。
遺伝子を操作してクローンまで容易く作り上げてしまう21世紀。家庭用のペンタブレットごときで筆圧512段階感知である。デジタル世代の私から言わせれば「ゴッホ」だとしても筆圧を512段階も変化させることができたのかどうか疑わしい。 それが一万なにがしの投資で私の表現の幅を大きく広げてくれるのだ。昨日までの俺とは違う。今、この瞬間俺の右手は512もの階調を手に入れたのだ。 しかしここで私は読者の反対意見にも頭を悩ませるのである。
これも貴重な御意見であると思う。しかし世の中はデジタルである。ましてやデジタルの貴公子を標榜する私にとって、プリンター用紙にペンテルの筆ペンというのは堪え難き屈辱でもあるのだ。 私は立ち止まっている訳にはいかない。表現の幅を広げるのだ。新しいテクノロジーを吸収、昇華していくのだ。 「アナログからデジタルへ」まさしく表現の進化である。その第一歩を見つめる、あなた達には生き証人になっていただく。 これは前作へのアンチテーゼである。デジタルの逆襲。前回と今回の結局二部作となったヒーロシリーズ。これで堂々の完結である。 512階調の驚異! 題名「詐欺」 |
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