私のインターネットライフをことごとくジャマする鬼嫁




しかし、パソコンというものは、なぜにこうも金食い虫なのであろうか。

あらゆる周辺機器、スキャナーにプリンター。ソフトウェア。バックアップのためのMOドライブ。音もいい音で鳴らしたいのでスピーカー。やっぱパソコンのメインは通信なのでISDNの導入。メモリも少ないなーってんで、メモリ増設。システム調子悪いから新OSの購入。新しいOSにマシンスピードがついていけないために”こりゃ新マシンも買わなければ”、と。

きりないやんけー!!

と叫びたくなる衝動に駆られる。

まったく物質文化の虜である。消費文化に流されてはイカン、大切なのは”心”だ。と思いつつも、やはり、浮いたお金ができると「物にかえておこう」の心理が働いてしまう。

かの、ジョンレノンは息子ショーンレノンに、いかにもジョンらしいしつけをしたそうだ。

というのは、ショーンがある日おもちゃを欲しがった。ジョンはお金持ちだからすぐに買ってくる。

ショーンはおもちゃに飽きて、また新しいおもちゃをせがむ。ジョンはまたすぐに買ってくる。

そして、だんだん飽きるスピードが早くなっていったある日、

ショーンが自分の部屋のドアを開けると、そこにはおもちゃが部屋いっぱいに山積みされていたのだ。

ジョンはおもちゃ屋を一軒買いとったのである!!

その、おもちゃの山を見たショーンは、物質文化の不毛を見抜き、それからはおもちゃをねだることもなくなり、海に行って貝を大切にしたりするような子になったそうだ。

このエピソードを聞いた私は、

私もジョンのような父が欲しい

と、素晴らしい教訓が、なーんもわかっとらん受け止め方しかできなかったのだが…(笑)。

それにしてもジョンレノン。やることが豪快である。

で、我が家の話にもどるが、以下ドキュメントで行ってみよう。


 

子供が寝静まった後、嫁さんがテレビ番組「嗚呼バラ色の珍生(笑)」の録画ビデオを見ている横へ、おもむろに座る。

呉「いやぁ、最近のコンピューターの進歩ってスゴイね。」

嫁「すごいって何のこと?」

呉「インターネットでもさぁ、自宅でライブなんかが観れるんだから。」

嫁「例えば?」

呉「この前は佐野元春のライブ生中継やっとったよ。」

嫁「それって有料?」(詰問)

呉「いやいや、無料だけど。」

嫁「それならエエけど…。」

呉「それから、これ見てえな。」

古い雑誌”マックピープル”をひっぱりだす。

呉「このソフト、スゴイんやで。”バーチャルホームスペースビルダー”ってソフト」

嫁「何?またムツカしい話?」

呉「ムツカしくないって、まぁ見てよ。」

 

呉「スゴイやろ。これホームページの中やで。歩きまわれるねん。」

嫁「それ、パパのマックでも動くん?」

呉「あぁ動く。そいでこんなページ創るんも簡単やねん。」


 

  

 

呉「設計図書いてさぁ、壁の色なんかもあらかじめソフトに入ってるわけよ。こっちは好きな色を選ぶだけ。迷路みたいやろ。」

嫁「よくわかれへんけど…。」

呉「なんでぇ。すごいことやがな。まさしく”家”ホームページやね。玄関入ったらさぁ、目次の額が飾ってあって、右に曲がると”佐野元春コーナー”の部屋。左に曲がると8bit NOWの部屋とか、いろいろ部屋があるわけよ。また隠し部屋とか抜け道とか作ったりしてこれがたったの2万4千8百円やもんなぁ。」

嫁「2万4千8百円!!」(目充血!

呉「意外と安いやろ?」

嫁「何いうてんのん。」

呉「夢がひろがるソフトやわぁ。ボーナスの前借りできへん?」

嫁「アンタ、ボーナスいくらある思てんのん?

呉「オマエなぁ、このスゴイ記事見て、何も感じへんか?なんでもいい。何か感想言うてみ?」

嫁「それがどないしたん。」(ポツダム宣言状態!

呉「へ?

嫁「だから、それがどないしたん?」

呉「オマエそんな事言っちゃぁ、みもふたもないやないか。そんな事言うたらアカン。」

嫁「これはすべての人が観れるわけ?」

呉「い、いやぁ、中には例えばサターンとかインターネットテレビの人は見れへんと思うけど…。」

嫁「それならいらんソフトやんか。アンタのよく言うお客さんがもしかしたら見れないんやろ? それより全員が観れる今のままがええやん。無駄な出費や。」

呉「だけど”それがどないしたん”はないやろう。そんなこと言うたら生きてることも”それがどないしたん”になって、何もかもが不毛になってしまうやないか。」

嫁「おねだりしても無駄、無駄。今から私の耳は聞こえません。」

呉「ち、ちょっと…」

嫁「それが嫌ならアンタはインターネットと結婚し。



思いだしても涙なくしては語れない奮戦記である(泣)。結局頼んでも無駄であった。

家庭人ともなると、何かねだるのも一苦労である。

これを読んでいる独身者諸君。

ひとりのときに”へそくり”はしておこう。

と一言云いたい。