「直訴の200メガヘルツ」


 

先日、毎日3時間以上の酷使がたたったのであろうか。

我が愛機、マッキントッシュLC630(通称キングジョー)が遂に逝ってしまった。

この時の日記・更新略歴である”WHAT'S NEW”の最後がスランプの告白であったため事態は急を要した。

なんとかして再開したい。だがマシンは動かない。

修理にはおよそ5.6万円かかる見通しだった。しかし修理代にそれだけつぎ込んで、そのまま正常にいく保証など、どこにもなかった。そのお金も短期間でムダになってしまうかもしれない。それならばいっそ新型を買った方がいい。

しかし、そのようなお金など、どこを捜しても私からは出てこなかった。

そうなった場合、残る手段はひとつしかない。

 


 

嫁「ちょっと。ヤメテよ。そんなことしても何も出てこおへんで。ムダやで。」

冬の台所の床は思った以上に冷たかった。

嫁「ヤメテって言ってるやろ。ホラホラ。オーイ。パパが台所でおねんねしてまちゅよー。」

娘「わーい。パパおねんねー。おねんねー。」

この屈辱感!!

しかし仕方ない。嫁さんに頼み込むしかニューマックを買う方法はないのである。

小刻みに震える体をゆっくり起こしながら私は、いたって冷静に話し始めた。

呉「単刀直入に言おう。マックが動かへん。」

嫁「それで?

この瞬間私のハラワタは煮えくりかえっていたのだが、ここで爆発しては元も子も無い。

呉「新しいマック買ってくれ。」

嫁「アカン。

呉「一生に一度のお願いだから。なっ。」

嫁「アンタ一生に一度が何回あるんよ!!!

呉「次、生まれ変わっても俺はオマエを選ぶだろう。今回はその来世の分。」

嫁「何わけわからんこと言うてんねん!

相手が大声を出すと、つられてしまうから人間は不思議なものだ。

呉「そんなつれないこというなや。こうやって膝付いて頼んでるやないか。

嫁「ちょっと聞きたいんやけど、いい?」

呉「ええで。」

嫁「マックなかったら死ぬんか?

その瞬間、私は嫁さんのほっぺたを「この口が悪いんか!!」とひねりながら吊るし上げたい衝動に駆られた。

しかしここで暴発してはイカン。耐えろ呉エイジ!

呉「オマエ。俺が稼いできてるんやぞ。緊急事態くらい助けてくれや。」

嫁「稼いで来てる?それやったら家計全部アンタが切り盛りして。」

呉「ううっ。」

嫁「なっ。今月はマーチの保険代が4万円も来てるんやで。アンタもハガキ見たやろ?男ならスパッとあきらめな。」

呉「あきらめるってどういうことや?」

嫁「卒業せい。言うことやんか。

この独裁者ぶり!!!。これならばまだ、マッドマックス2の独裁者、

”ヒューマンガス”の方が優しいのではないか?

 


 

思いだしても涙なくしては語れない奮戦記である(泣)。結局さんざん愚痴を言われつつ購入。

その愚痴は現在進行形の話である。

これを読んでいる独身者諸君。

結婚したら保険や税金など、自分で家計ができれば有利になれるぞ。

と一言いいたい。