i1620のハードディスクは、20GB弱の容量があり、その全てが Windows Me 用の FAT32 パーティションになっています。これではなにかと不便なので、Partition Magic を使ってパーティションを分割しました。一つのハードディスクに複数のOSをインストールして起動時に使い分ける、「マルチブート」をするには、ブートセレクタというソフトが必要ですが、とりあえず FreeBSD 標準附属の「booteasy」を使うことにしましょう。
基本領域1 5GB Windows Me (FAT32) 基本領域2 1GB 空き (ここにいろんなOSをいれて遊ぶ予定) 基本領域3 3GB FreeBSD をいれる予定 拡張領域 10GB データ領域 (FAT32)
マルチブートについては、このページ http://www.tkcity.net/~nobusan/hardware/boot_hdd/ が詳しくて、お薦めです。
パソコンを買うとおまけでついてくるOSですが、なんせ不安定です。
ところで、i1620 に附属のリカバリーディスクは、ハードディスクの中身を購入時とまったく同じ状態に復旧してくれるみたいですが、上記のようにパーティションを分けている場合、どの基本領域でリカバリーしれくれるのでしょうか?
私は、LINUXよりもFreeBSDな人なので、FreeBSDをインストールしてみます。
まずは、FreeBSDの過去のメーリングリストを検索して、情報を収集しておきましょう。ということで http://www.jp.freebsd.org/ をチェック。「i1620」をキーに検索すると、いろいろな情報がでてきました。
どうやら多少の難はありそうです。
とりあえず、ブータブルな FreeBSD 4.2RのCD-ROMを雑誌などで入手し、ウルトラベースX2にセット。
特に何の問題もなくインストールが始まり、完了しました。
PCカードが使えないとノートパソコンとして困るので、早速使えるか試してみます。
インストール時に PC-CARD が有効になるように設定済み(/etc/rc.conf に
pccard_enable="yes" の記述がある)なので、多分大丈夫でしょう。dmesgで起動時のメッセージを見てみても、
pcic0: <Intel i82365> at port 0x3e0 iomem 0xd0000 on isa0となっているので、PC-CARDは使えるはず。
pcic0: Polling mode
早速手持ちのコンパクトフラッシュを差してみたところ、・・・ハングしました・・・どうやら、Polling mode に問題があるみたいです。過去のメーリングリストでも、IRQ を使うように設定しないとハングする、などどありました。たしかIRQの再設定は起動時に出来たはずなので、再起動してみます。
起動時に、『Booting [kernel] in 9 seconds...』などと表示されて10秒ほど入力待ちのするところがあるので、そこで適当にキーを叩いてプロンプトを表示させます。ここで、boot -c と入力し、設定モードに入ります。
このモードではコマンドを入力して各種デバイスの設定を変えられるそうですが、私は使い方を知らない(^^;)ので、visual と入力して、ビジュアルモードに移ります。ビジュアルモードなら、カーソルキー、タブキー、リターンキーで設定が変えられます。さっそく、IRQを変更してみましょう。<Misc> の項目の中に、PCICの設定があるので、このIRQを変更・・・しようと思ったら、あれ? IRQの設定自体が無い?
どうやら、ポーリングモードからIRQを使うようには変更できないみたいです。
しようがないので、カーネルを再構築することにします。pcic の設定を以下のようにしました。device pcic0 at isa? irq 10 port 0x3e0 iomem 0xd0000これで、PCカードが使えるようになります。
【使えたPCカードは?】
手持ちの何枚かのカードを試してみました。
さて、そこそこ順調なようですが、いろいろ問題が発覚しています。
- コンパクトフラッシュ
カードを差すと、ata4 at port 0x240-0x24f irq 3 slot 0 on pccard0
などと表示されます。
ad8: 30MB <SunDisk SDCFB-32> [490/4/32] at ata4-master BIOSPIO
/etc/fstabに、/dev/ad8s1 /flash msdos rw,noauto 0 0
と書いておけば、mount /flash でマウント出来ます。
ちなみに、i1620にはCFカードスロットがありますが、ここにCFカードを差しても使用可能です。
でも、PC-CARDスロットと、CFカードスロットの両方にコンパクトフラッシュカードを差すと、
後から差したほうが、『No free configuration for card XXX』と表示されて使えません。なんかの設定をすれば使えるとは思いますが。。。
- モデム
TDK DF2881 と、Cyqve FMC-561 を試してみましたが、とも sio4 として使えております。
- SCSIカード
I/O DATA の、PCSC-F を試してみました。Ninja-SCSIとかいうチップを積んだヤツです。
MOドライブに230MのMOを入れて、PC-CARDに繋いで、カードを差してみました。
無事認識し、MOの読み書きもできました。で、MOをEJECTしたら、ハングしました・・・。
MOを入れない状態でPC-CARDを差した時も、ハングします。うーん、困った。使いにくい。
- IDEドライブ
Microtech International の、XpressDockを試して見ました。
知人がノートパソコンを廃棄するというので、4GBのIDE HDDをもらってつないでみました。コンパクトフラッシュと同じように、ata4で認識されました。読み書きも問題なしです。
- ネットワーク
BUFFALO の LPC-CLX を試してみました。
これは、PC-CARD のデータベースに登録されていない(/etc/defaults/pccard.confに載っていない)ので、認識されなかったのですが、同じMELCO社製の他のネットワークPCCARDのエントリを真似して記述したら、あっさりed1として認識されました。手元には10-baseでの環境しかないのですが、ちゃんと動いています。
まず、カードを差しても認識されないことがあります。この時、コンソールには、No card in database for "(null)"("(null)")
と表示されています。この場合、何度かカードを抜いたり差したりすれば認識できることもあります。
また、カードを認識した直後に固まることもあります。キーもマウスも全く受け付けません。
が、この場合はカードを抜けば元に戻ります。
さらに、モデムカードを差した直後に、sio4 (/dev/cuaa4) にアクセスすると、完全にハングすることがあります。こうなったら、もうどうにもなりません。どういう条件下でこういう問題が起こるのか、さっぱりわかりませが、結構不便ですね。もっとも、WIndowsMeでもたまにコンパクトフラッシュを認識しないこともあるので、ハードの問題もあるのかもしれません。
【サスペンド】ノートパソコンなんだから、サスペンドは必須です。
インストール時に APMを有効に設定(/etc/rc.conf に apm_enable="yes" の記述がある)したので、さっそくコマンド zzz を入力して試してみましょう。Device not configuredうーん、なんでだ? dmesgで起動時のメッセージを見てみても、apmの文字列は見当たりません。
再度、カーネルの設定を見てみると、device apm0 at nexus? disable flags 0x20 # Advanced Power Managemenとなっています。これでは標準状態で、『使用しない』ことになってしまいます。PC-CARDの時と同じように、再起動して boot -c でデバイス設定モードに入り、ここで APM を『enable』に設定しなおします。すると、今度は起動時のメッセージに、
apm0: <APM BIOS> on motherboardと表示され、zzz コマンドによるサスペンドが成功しました。
apm: found APM BIOS v1.2, connected at v1.2でも、この起動時のデバイズ設定モードでの設定内容って、再起動すると元の状態に戻ってしまうのね (;_;)。結局、カーネルをまたまた再構築することにしました。
device apm0 at nexus? flags 0x20ちなみに、zzz コマンドだけでなく、Fn + F4 キーを押しても、ちゃんとサスペンドできます。
【サスペンドの問題点】ところで、サスペンドからの復旧(レジューム)は、LCDの蓋を開けるか、Fn + F4 キーを押せばいいのですが、今までに3度ほどレジュームできない現象が起こりました。こうなったら、何度LCDの蓋を開け閉めしようが、何のキーを押そうが、電源ボタンを押そうが、サスペンド状態から全く復旧できません。
いちおう、電源をつなぐとこの現象は直ったのですが、手元に電源がない場合は、もうどうしようもないです。どうしてもパソコンを使う必要があれば、最終手段として、バッテリーを取り外すことで、サスペンドを解除できますが、当然、この場合はレジュームできません。
FreeBSDでしか、この現象には出会っていませんが(WindowsMe では、ほとんどサスペンドを使ったことがないので)、OSの問題なのか、ハードの問題なのかは不明です。
とか言ってたら、この間 WindowsMeでも同じようにサスペンドから復帰できなくなりました。うーん、やっぱりハードのせいか? BIOSのアップデートをした方がいいかなあ?
【Xを使う】i1620 に搭載のグラフィックチップは、ATI RAGE Mobility-M (4MB) です。このチップ、XFree86 3.3.6 の、Mach64 サーバではなにやら画面にゴーストのようなものが表示されるので、パッチをあてる必要があります。この方法については、 http://home.att.ne.jp/wood/fuyu/freebsd/1620.html#hackingXF86-336 にて詳しく紹介されています。
ところで、SVGAサーバを使うのであれば、パッチをあてなくともそのまま使えます。速度的にどちらが速いのかわからないのですが、私はSVGAサーバを使うことにしました。あらかじめサーバをインストールしておいて、さっそくXF86Setupを実行してみますが、噂通り画面が真っ暗になって固まってしまいました(※)。しかたないので、xf86config で設定をしようと試みましたが、わたしの知識では、次々とでてくる質問になんと答えれば良いのか、さっぱりわかりません (;_;)。結局、FreeBSDの過去のメーリングリストに載っていた、i1620 の XF86Config を参考にしてファイルを作ってしまいました。
さて、これで無事Xは使えるようになりました。速度は………どうなんでしょ? 他と比較したことがないので、なんともいえません。とりあえず、1024x768でフルカラーが使えるので特に文句はないです。
(※)
実は、この真っ暗な画面で Fn + F8 を押すと、画面が表示されます。i1620 のグラフィックチップには、640x480の画面を 1024x768 に拡大する機能がついているのですが、この機能の ON/OFF が、Fn + F8 に割り当てられているのです。『640x480の画面モードで表示がおかしくなったら、Fn + F8 を何度か押してみる』。これは結構使えます。Xを終了してコンソールに戻ったとき、たまに画面が乱れているのですが、そのときもこれで直ります。
ちなみに、無事 XF86Setup は使えるようになったのですが、最後の段階の、グラフィックカードをプローブするところで、やはり固まってしまいました。うまく設定すれば正常に終了させられるのかもしれませんが、これ以上は確認していません。
【サウンドを鳴らそう】事前に入手した情報通り、サウンドは鳴りません。
商用OSSならOKという噂なので、 http://www.opensound.com/ から、FreeBSD 4.2R 用の、CS4281 のモジュール試用版をダウンロードしてみました。インストール方法がよくわからなかったのですが、適当にインストールしてみると、無事サウンドが鳴るように鳴りました。しかし、これは試用版なので、何日か経つと動かなくなってしまいます。うーん、やはりこれは買うべきか。Linux 用のサウンドモジュール、 ALSAでは音が鳴っているそうなんだけれども………。NetBSD でも鳴っているらしいし………。とか考えながら、FreeBSDのメーリングリストを眺めていると、どうやら最新の FreeBSD でドライバが組み込まれた様子です。うまくいけば、次のバージョン R4.3 から音が鳴るかもしれません。しばらく待ってみることにしましょう。
【KONについて】わたしはKONについては詳しくないし、Xが動けばコンソールは不要な人間なので、特に追求はしていませんが、たしかにコンソールで kon を実行すると画面が真っ暗だったり、変な表示がされたりします。
ちなみに、Fn + F8 を何度か押すとちゃんと再描画されたりもするようですが、やはり表示がしょちゅうおかしくなります。
もはや DOS なんて時代遅れですが、せっかく手元にあるし、ハードディスク領域も余っているでの、インストールしてみましょう。
基本領域2が 1GB 余っているので、ここにインストールしてみます。ウルトラベースX2 をくっつけて、DOSのフロッピーディスクを起動します。
ハードディスクの領域を確保するために、fdisk を実行してみると、予想通り DOS ver5 では FAT32 を理解できない様子。基本領域2を DOS領域として再度確保しなおして、format をかけてみます。ここにサクっとインストールして無事終了。再起動すると、ブートセレクタ(booteasy)のOS選択画面がとなりました。さっそく、F2 を押してみましたが、無情にもDOSは起動してくれません。
F1 Windows
F2 DOS
F3 FreeBSD
インストールをしなおしましたが、やはりだめ。もはや、i1620 ではDOSは動かないのか?あるいは Windows Me とは共存できないのか?いろいろ調べてみると、どうやらDOSはディスクの先頭 2GB 以内にいれないとダメみたいです。ここであきらめるのもなんなので、またも PartitionMagic のお世話になります。
WindowsMe の領域と DOS の領域をスワップできたらいいのですが、そんな機能は PartitionMagicといえども無いので、DOS 領域を削除して、WindowsMe を後ろに移動させ、新たにできた先頭の領域をDOSにすることにします。この時点で、ハードディスクの領域配分は、
基本領域1 1GB ここに今から DOS ver5 を入れよう。 基本領域2 5GB Windows Me (FAT32) 基本領域3 3GB FreeBSD 4.2R 拡張領域 10GB データ領域 (FAT32)
となりました。再度インストールに挑戦。今度はうまく起動できました。
ちなみに、DOS からは、領域1が C: ドライブとして見えているだけですが、WIndowsMeからみると、領域2が C: ドライブ、拡張領域が D: ドライブ、そして、領域1が E: ドライブとして見えています。(Winでは、アクティブな基本領域(つまり起動した領域) → 拡張領域 → 残りの基本領域 の順にドライブレターが割り当てられます)。これはこれで、なかなかいい感じです。
ところで、ブートセレクタ(booteasy)によるOS選択画面ですが、これは以前のまま変わっていません。てっきり、F1 が DOS で F2 が Windows になると思ってたのに。どうやら、PartitionMagic ではパーティション情報のテーブルの並びは変わらずに、CHSなどの情報(?)のみが書き換えられるようです。FreeBSD からマウントするときも、WindowsMe の領域が /dev/ad0s1 で、DOS の領域は、/dev/ad0s2 のままです。
ところで、i1620 には、サスペンドだけでなくハイバネーションも使えることになっています。Fn + F12 を押すとハイバネーション、とマニュアルには載っているのですが、はたして、FreeBSD や DOS でも機能するのでしょうか? 前述した通り、FreeBSD でのサスペンド状態からレジュームできない現象が起こるといやなので、ぜひともハイバネーションを試してみたいところです。さて、ハイバネーションはマシンの状態を、そっくりそのままハードディスクに書き込むわけですが、i1620 の場合、これはどこに書き込まれるのでしょうか?
ノートパソコンによって、専用のパーティションを確保してそこに書き込むもの、Windows のFAT領域にファイルとして書き込みものなど、いろいろとあります。では、i1620 の場合は………
【WIndowsMe でのハイバネーション】WindowsMe は、OS標準でハイバネーションが用意されているようです。
スタートメニューから「終了」を選ぶと、『終了』『再起動』『スタンバイ』『休止状態』の選択がでてきます。『終了』は、WIndowsMe を終了し、電源を切ります。『再起動』は、終了後再起動します。『スタンバイ』は、サスペンドします(Fn + F4 と同じです)。そして、『休止状態』がハイバネーションです。
『一時休止』を選ぶか、Fn + F12 を押すとハイバネーションして電源が切れます。
次に電源を入れ直すと、ブートマネージャーの画面が表示され、ここで OS に WindowsMe を選ぶと、ハイバネーション直前の状態に復帰します。(このハイバネーションはOSの機能なので、起動時の他のOSを選ぶ、ということが可能なのです・・・)このときの、ハイバネーション用のファイルは、タイムスタンプからして、C:\WINDOWS\VMMHIBER.W9X のようです。ファイルサイズが実メモリの半分以下なのが気になるけど・・・。
【DOS/FreeBSD でのハイバネーション】では、DOSやFreeBSD ではどうでしょうか。結果からいうと、Fn + F12 を押しても何も起こりませんでした。
【ハイバーネーション・ユーティリティの導入】IBM の Webページには、PCハードウェア製品の修正及びサポート・プログラムのページがあります。ここを見てみると、『 ThinkPad i シリーズ 1620 スタンドアロン・ブート用 ハイバネーション・ユーティリティV4.03A』なるものが、アップされていました。さっそくこれをダウンロードして使ってみました。
このユーティリティは、ハイバネーション用のファイル作成専用のフロッピーを生成するものです。ドキュメント通りに、作成したフロッピーで起動し、画面の指示どおりにハイバネーション用のファイルを生成します・・・・といいたいのですが、ファイルの生成をする前になぜかリブートしてしまいます。うーん、パーティションをたくさん分けているので問題があるのだろうか、それとも他に問題があるのだろうか? そもそも、ドキュメントを見てみても i1620 に対応とはどこにも書いてないのも気になる・・・
結局、このユーティリティはあきらめました。しかたないので、他にいいツールはないか、探ってみます。すると、『ThinkPad X20ハイバネーション・ユーティリティー II Windows 95/98/NT 4.0 V1.01.018』なるものを発見。でもこれも怪しいです。なんせ i1620 ではなく X20 用だし、対応OSにも WindowsMe は含まれていないし。
まあ、i1620 と X20 ってほとんど同じハード構成なので、たいていのドライバーは共用ですし、念のためバックアップはとってある、と考えてこれをダウンロードして使ってみることにしました。このユーティリティは、ハイバネーション用のファイル生成ソフトを Windows にインストールするものです。さっそくインストールして、実行してみました。ハイバネーションファイルを作るドライブを聞いてくるので、C と答えると「エラー」、D と答えても「エラー」、E と答えると、SAVE2DSK.BIN というファイルが E: ドライブのルートディレクトリにできました。
【再度、DOS/FreeBSD でのハイバネーション】さっそく、再度ハイバネーションを試してみました。Fn + F12 を押すと、なにやら見慣れない画面とプログレスバーが表示され、二十数秒ほどで電源が切れました。再度電源を投入すると、今度はブートマネージャーは立ち上がらずに、再び見慣れない画面とプログレスバーが表示ます。十秒ほどで復帰完了、復帰後も順調に使用できているようです。
結局、この X20用のハイバネーションユーティリティを導入することで、DOS、FreeBSD ともハイバネーションが可能になりました。(結果オーライですが、大丈夫かなぁ)
【ハードディスクの領域を再設計】以上のことから類推すると、ハイバネーション用のファイルは、FAT上に連続したクラスタ領域で確保され、不揮発メモリにその先頭クラスタ位置が記憶されるんじゃないかと思われます。これなら、OSやファイルシステムとは無関係にハイバネーションできるわけですし。
あとで試してみたところ、デフラグをかけることにより、C: ドライブでも、D: ドライブでもハイバネーションファイルを作れるようになりました。上の類推はかなり当たっていそうです。
(ちなみに、当然ですがハイバネーションファイルは全ドライブで一つしか作成できません)さて、安全を考えてハイバネーションファイル用に専用のドライブを作ることにしましょう。
PartitionMagic でまたまたハードディスクの領域を変更します。WindowsMe からみると、ドライブが多すぎですね。これに、CDやコンパクトフラッシュが混じってくると………。
WindowsMeからみると DOS 5 からみると 基本領域1 1GB DOS ver 5 F: ドライブ C: ドライブ 基本領域2 5GB WIndows Me C: ドライブ - 基本領域3 3GB FreeBSD 4.2Release - - 拡張領域 9.8GB データ領域 D: ドライブ - 0.2GB ハイバネーション領域 E: ドライブ -
今まで、ブートセレクタには FreeBSD標準の booteasy を使用していましたが、もっと高機能で便利という噂の『MBM』を導入してみることにします。MBMは、 http://elm-chan.org/fsw/mbm/mbm.html で公開されています。日本人が作ったフリーウェアなので、ドキュメントも日本語です。ありがたいことです。一応 DOSで動作させることになっていますが、起動ディスクイメージも同時に公開されています。このイメージを dd コマンドなり RAWRITE.EXE なりを使ってディスクに書き込めば、起動ディスクのできあがりです。
というわけで、さっそくこの起動ディスクを使って起動し、さくっとMBRにインストールしました。
起動するとパーティションの一覧が表示され、カーソルキーとリターンキーで選択できます。パーティションの名称も変更できます。拡張機能を利用すればグラフィカルなメニューや、マウスでの選択もできるそうですが、面倒なのでそこまで試していません。ところで i1620 って、どうにも起動が遅いのです。いろいろ調べたところ、BIOSの設定で起動順序が「フロッピー」→「CD-ROM」→「ハードディスク」となっていました。これを、「ハードディスク」最優先に変えたところ、かなり起動が速くなりました。そして、今回 MBMをいれてみましたが、booteasy の時よりも、さらに起動が速くなったように感じます。うーん、booteasy って、そんなに処理がかかっているのかな。
今度は、Windows98をいれてみましょう。
DOSはもう飽きたのでサクっと削除しちゃいましょう。DOS を起動して、format c: を入力。はい、これでDOSはもう消えました。この空いた 1GB の空間に、Windows98を入れてみます。Windows98のCD-ROMで起動して、指示どおりにインストールを進めていきます。すると・・・『すでにシステムがインストールされているから、もうインストールできない云々』と文句をいってきてインストールが途中で終ってしまいます。どうやら、WindowsMe がすでに別の基本領域にインストールされているとインストールできない様子。
ここで、さっそくMBMが役にたちます。MBMには、一時的にパーティションを見えなくする機能がありますので、それを使います。起動時のMBMの画面で F5 を押して、さっそくWindowsMe のパーティションをマスクしておきます。
再度、CD-ROM から起動して、インストールを進めます。何度か再起動して、無事インストール完了。
ところで、Windows98をインストールしたら、MBRまできれいに初期化されてしまうので、MBMが無くなってしまいます。MBMの起動ディスクでブートし、MBMをインストールしなおして、WindowsMe のパーティションのマスクを外しておきましょう。これで、WindowsMe と Windows98 のデュアルブートができるようになります。Windows98 を快適につかうには、i1620 の Windows98用ドライバが必要です。IBM のホームページからダウンロードしておきましょう。デフォルトの VGA では、ディレクトリのブラウズもままなりませんからね。
ちなみに、当然 Windows98 からはWindowsME で見えるドライブは全て見えます。C: ドライブと、F: ドライブが入れ替わっているので注意しましょう。サスペンド、ハイバネーション、PC-CARD、すべて順調です。
なかなか Linux のインストールに進めません。ついつい、使いなれた FreeBSD で遊んでしまうもので。。。
【VMwareを使う】まえまえからぜひ使ってみたかった、VMware に手を出してみましょう。package にはなっていないので、ports を使ってさくっとインストールします。 make と make install だけで簡単に出来上がり。途中で、VMware で使用する仮想ネットワークデバイスの IP と netmask をきかれますが、とりあえず、デフォルトのままにしときました。
さっそく起動してみると、なにやらエラーが表示されます。詳しくは、linprocfs(5) を見ろ、との事なので、man linprocfs でマニュアルを読んでみます。。。。英語は苦手だ。。。良くわからんけど、とりあえず root になって、/etc/fstab にlinproc /compat/linux/proc linprocfs rw 0 0と追加し、mount linprocfs を実行しておきます。
さて、これで無事 vmware が動きました。おっと、ライセンスファイルはちゃんと ${HOME}/.vmware/ の下に置いておきましょう。さて、VMware は既存のパーティションにインストールされたOSでも動かすことができるそうですが、FreeBSD ではそれはできないと、ドキュメントに書いてあります(実はできるらしい)。そこで、ディスクイメージのファイルを作成するのですが、このファイルのサイズがあっという間に肥大化してしまうので、速攻でディスク容量不足になります。結局私の場合、またまた Partition Magic でパーティション容量を変えてしまいました。(結局 FreeBSD はインストールしなおしになってしまった・・・)
GuestOS に Windows98 を選んでみました。Bootable CD なので、CDドライブに CD をいれて、VMware を Power ON します。すると、勝手に CD から起動して、インストールが始まります。まさに、実機とおんなじ。でも、なんか遅いぞ………実機では30分とかからなかったインストールが、VMware では1時間以上もかかってしまいました。そして、無事インストールも終って、起動時しようとすると、EMM386 がどうのこうのというメッセージとともに、動かなくなります・・・。雑誌とかでは、EMM386とVMware の相性が悪い、とか書いています。そこで、起動時に F8 を押して、safe mode で起動します。無事立ち上がったら、………以下略。(ごめんなさい。つづきはそのうちに書きます)
【内蔵モデムを使う】
i1620はモデムを内蔵していますが、これがいわゆるWinModemという奴で、Windowsでしか動作しないシロモノです。当然、私もこれは使えないと思ってあきらめていたのですが、なんと fj.os.bsd.freebsd にて、この winmodem を FreeBSD 4.2R で動かしたという話しがでていました。(2001年3月頃の話しです)。早速、このパッケージを入手して試してみたところ………無事動きました。おお、こいつは素晴らしい。これで挿入時に時々ハングするPC-CARDを使わなくて済むかも! しばらくこのまま使い続けてみよう。次回は、LINUXをインストールしてみることにしましょう。
To Be Continued...